回答
トラブルが起きないように対策しましょう
治療後のトラブルとしては、以下のような例があります。
インプラント周囲炎
主な原因は口腔衛生の不良です。インプラントは、基本的に天然歯と同様の清掃を必要とします。
インプラントとインプラントの間、あるいはインプラントと天然歯の間は、デンタルフロスと歯間ブラシによる清掃が不可欠です。
また、感染の予防には歯科医師あるいは歯科衛生士による定期的なプロフェッショナルクリーニングも必須となります。
インプラントの破折
インプラント体の破折は約1%と報告されており、歯ぎしり・食いしばりなどの異常習癖や過重負荷が原因といわれています。
発生率は極めて低いですが、破折インプラントを除去する際には周囲の骨ごと除去するため、顎骨への侵襲は大きいといえます。
補綴物の破損
インプラントのクラウンやブリッジなどといった上部構造の破折、また上部構造を締結するネジの緩みや破折が生じることがあります。
インプラントと骨の間には、天然歯に存在する歯根膜等のクッション機能がないためです。
これらも歯ぎしり、食いしばりなどの異常習癖や過重負荷が原因といわれています。